私事なのですが…

先日、叔父が他界しまして…
ちょっと色々とバタバタしてしまい、Twitterやブログ等の更新も止まったままにしておりました。

なんとなく、楽しい事を沢山アップ出来る気持ちになれなくて…
けれどもようやく落ち着いたので、これからニュートラルに戻っていきたいと思います。

お店でもちょっといつも無表情ですが、輪をかけて無表情だったかもです。
※店主も吉田も人見知り故、実は多分客商売向いてない（苦笑）

ちなみに、他界した叔父はめちゃくちゃ社交的な性格だったので、お通夜もお葬式も数百人規模でとんでもない人数が来る程の人でして…彼は多分素晴らしく満足の人生だったのだと思います。

何しろ、死ぬ間際に『水は味気ないから、珈琲がいい。』と言い出しまして…

家族でお医者様に相談したところ、最後に飲みたいものを飲ませてあげて下さい。との事だったので、慌てて病院の近くのコーヒーショップに買いに行ったんですが…

店主、なんの迷いもなくアイスコーヒーをブラックで叔父に飲ませたら、文字通り虫の息で『微糖にしてくれ…』と。

いやー親族全員でその瞬間、＜この人…本当に死ぬ気あるんかしら？＞と思った瞬間でしたね。

それでまぁ、珈琲飲んで『疲れたから眠るわ。起きたらまた珈琲飲むから。ありがとう。色々とありがとう。ありがとうな。』と言って亡くなりました。

死に水が珈琲って人、あんまりいない気がします。お酒って人は多少いそうですが…
この流れでいくと、叔父は起きた時（生まれ変わった時）母乳じゃなくて珈琲飲みたいのかも。目覚めの一杯？

店主、ちょっとだけ後悔したのは、叔父がそんなにも珈琲好きとは知らなくて…
死に水にする位、珈琲好きなのだったら、吉田さんに美味しい珈琲を準備させたらよかったな～って。

まぁ、吉田さんに『ウチの叔父さん、死に水が珈琲だったよ』と話したら、

『それは、何？俺にも死に水は珈琲頼めよ？って暗に言ってる？俺の珈琲愛試してる？俺、流石に死にそうにしんどい時に珈琲飲みたい気持ちにならないだろうな…って思うわ。俺の元気のバロメーター、煙草と珈琲だから』って言っていて…確かにって思いました。

叔父さん、ある種スゲーロックな死に方。

あれかな～多分、ヤン提督やシェーンコップ隊長辺りが老いて死ぬシーンがあったらこんな風に

「ユリアン、久しぶりにお前の紅茶が飲みたいな。ブランデーたっぷりで」とかさ、「カリン、コーヒーを一杯たのむ。砂糖はスプーンに半分、ミルクは いらない。少し薄めにな。」とか言いながら微笑んでてさ、そんで、準備してる姿を見つめながらゆっくり息を引き取りそう。

あ…よく考えたら、この二人親戚になるんですね。ユリアンとカリンが夫婦になってたら。

こういう妄想する位には元気になりました。

お盆も休まず海鷲営業しております。
どうぞよろしくお願い致します。

海鷲店主