海鷲店主とパティシエおじさん

昨日はパティシエのおじさん処にお茶にし行ったんですが、ちょうどおじさんが不在だったので、
パティシエJrと話しながらおじさんが帰って来るのを待つ事に。

特に世間話も無かったので、話題は自然とお店の事に。

J：そういえば、この間の義眼のケーキどうでした？

店主：あ、大好評でした。美味しくて、気持ち悪いって。

J：それ褒め言葉なんですか？（ーー；）

店主：うん。オベ様だから。

J：けっこう毎回、作ってるケーキを考えると、怒るファンの人とか居ないんですか？

店主：う～ん…直接云われる事って少ないけど…たまに怒られますね。

J：しんどくないです？文句言われたりって…

店主：そういう時には、心のドＭスイッチを押して、罵声はお客様からのご褒美デス。とか思う様に頑張ってるので、大丈夫！

J：心のドＭスイッチ？何ですか？そんなんあるんですか？

店主：ええ、ドＭスイッチっていうのは、〆切り前とか、作るって決めたけどどうにも気が遠くなる様な行程の作業をする時とかに押して頑張るスイッチの総称です。報われなくても諦める気持ちになれるんです。あと、無駄に頑張ってる自分に陶酔とかも出来る便利な機能がついてるんです。

J：なんか…欲しくない機能ですね…そのスイッチ。

店主：うーん。でも職人気質なら誰でも持ってますよ。呼び方は様々かもしれませんが…

J：あー。そう云われると…確かに。海鷲さんからの無茶ぶり聞いてる時とかは無意識にそれやってるのかも。

店主：でしょ？多分。

J：押したくないな～。あんまり…

店主：ちなみに、遠隔操作でそのドＭスイッチを押す事が出来るのが、ドＳリモコンです。

J：ドＳリモコン？？？

店主：そう。別名、悪気の無い熱意とも云うんですケド。

J：ウチ確実にそのリモコンの犠牲になってますね。

店主：でしょ？なってますよね。確実に。

J：アイスコーヒーお代わりします？

店主：お願いします。ガムシロとクリーム、アリアリで。

J：今度、あれでしたっけ？青いマントの人の命日でしたっけ？

店主：誕生日です…

J：そしたら、またカッコいい感じですよね？

店主：ええ。去年の１２月のチョコレートケーキはシックでゴージャスな半球状のチョコレートケーキの上にピンクと白の水玉模様のキノコをマジパンで作って飾って草間彌生先生もびっくりしちゃう様な、シュールレアリズムの作品になったので、マスターが暴走しない様に気を付けてね。

J：うーん。俺に止めれるかな…オヤジ。悪気は無いんですケドね。

店主：悪意でロイエンタールに可憐なピンクのキノコを付けるなんて、ちょっとラングでも出来ないですよ。

J：ラング…？

店主：えーと、うんロイエンタールの死因の一人です。

J：すみません。一年以上も作品のお仕事手伝いながらちゃんと読めて無くて…。

店主：大丈夫です。おじさん、ヤン提督とキルヒアイスは最近覚えてくれたみたいだし。

J：ああ、あの緑の人気がある人と、赤の人気がある人。

店主：どっかの即席めんのキャッチフレーズと同じ扱いするレベルでも十分です。

J：ごめんなさい。ごめんなさい。シュークリーム食べます？

店主：頂きます。あ、お水も下さい。

J：なんか…オヤジ帰ってきませんね…

店主：そうですね。じゃあ、Ｊｒと打ち合わせと云う事で。

…結局、その後、３０分位グダグダして昨日は終わりました。
無事にロイ様ケーキは出来あがるのか超不安だけど…

１０月２６日と２７日は宜しくお願いします。

パティシエのおじさん…頑張って下さいと言える立場じゃありませんが、元気でいて下さい。

by:心から感謝はしてる海鷲店主。